旅をした時、何で記憶するか。味か、風景か、歴史か。
私は泊まった早朝、4時頃に起きだし、宿の周りを巡ることにしている。
湯西川は、時代のノスタルジアに満たされていた。
ダム建設で移転した数少ない戸数だが、小学校と中学校が隣り合わせで
建っていた。その姿の中に昔、栄華を誇った朱色の欄干が組み込まれていた。
歴史から身を隠して生き抜いた集落が、歴史の中で新しい姿を見せている。
歴史の苦しみを、歴史の重さを活かす方法を歩み始めている。
宿泊は「花と華」であった。料理にも歴史が生かされ、おもてなしも、
ゆったりしていて心地よかった。
小学校の体育館でしょうか。朱色の欄干が。 |
深山秘境で生き抜いた生活の道具類 |
お狩り場焼は、狩猟のなごり |
フロントから玄関までゆったりとエスコートして頂いた。 |
平清盛の栄華と没落、逃亡を古民家で展示 |